クリエイターの読書【はじめてのグラフィックレコーディング】
出会い
デザイン、クリエイティブな思考に興味があった時だったので、ジャケットを見て中身をパラパラと見て即決で購入した本です。(新宿紀伊国屋本店)20210923
パラパラとめっくた時に、グラフィックレコーディングの意味はそれほど分からなかったが、人に自分のイメージを伝えることが難しいと感じていた自分にとっては、その部分をフォローしてくれる内容では無いかと感じたために購入しました。
また、内容を伝える際に簡単な絵、特に人物の表情、動作を簡単に書く方法があればと思っていた際に、そのような絵が見えたので購入のきっかけになりました。
クリエイターに刺さったところ
まずは、グラフィックレコーディングとは、打ち合わせ、会議、アイデア出しの場で言葉のみのあいまいな表現からグラフィックによる可視化により、意思疎通のすり合わせが進み具体的な話し合いができるようになるというツールの一つということです。
また、問題点など議題がずれてしまっても目的を見逃さないようにすることです。
グラフィック化することはライブで出来る方が意思の共通化に素早く結果が出せるが、大事なことは、グラフィック化したことを共有することで認識のずれが無いことの確認をすることが大事でグラフィックレコーディングの目的だと思います。
文字だけで認識するより、絵、図を含めて認識した方が頭に残りやすく、考える幅が広がりやすいというものです。
このような本のレビューにも文字でだけで無く、写真や絵を挿入した方が読者の目に留まりやすくなるようなものと同じ考え方ですね。
学べるところ
本書で学べることは、グラフィックレコーディングのやり方、活用方法、認識しやすいレイアウトデザイン、絵、文字の書き方です。
その中で、自分にとって一番メリットがあったのは、認識しやすいレイアウト、絵、文字の書き方です。
レイアウトは時系列の表現方法と、グループ化する表現について等が特に学習になったが、特筆すべきは絵と文字についてです。
自分を含め、絵や文字を大人数の前に見せるというのは苦手意識があると思います。しかし、絵により伝わることが明確になったり認識のずれが無くなるのであれば当然絵を使うべきで、その際に書ける絵はキレイな絵である必要は無く、イメージが伝わる絵が大事です。
本の中にもワークアウトとしてトライできるものもありますし、例として書かれている絵をマネするだけで絵の書き方の基礎が作られる気がします。特に輪郭と髪型で似顔絵を表現するところは非常に参考になります。
文字についてもベースラインをそろえる、角を閉じるなど小さなことを意識するだけで見られても良い文字を書けるようになるので参考にしてみて下さい。
私の捉え方
言葉が通じない相手にも表現を伝えることが出来るグラフィックは、認識を合わせるツールとしてとても大事なものです。慣れることが必要ではあるが、書いたり表現を繰り返して身につけることが大事だと思いました。
グラフィックレコーディングという言葉はこの本を読んで初めて知った言葉であり、すぐに実践するかどうかは何とも言えないが、絵で表現する事の大事さについて考えていた自分にはとてもいい刺激になったし、非常に良い参考になりました。